S13シルビア・オールペイント・リアアンダーの加工 #4
つづきです。
今回は純正形状のFRP製の社外品の加工をします。
FRP製の純正形状のものらしいです。
並べてみたけど左右の寸法が1cmくらいズレてるし、ゲルコートの艶からして
言い方は悪いけどゴミみたいな感じです。
オーナーさんはメーカー純正品の新品か中古品を探してつけたかったみたいだけど、
「思ったより値段が高くてちょっと手が出しにくいんでFRP製の社外品でもいいですか?」って
聞かれて、ボクはここから安っぽいFRP製品のうんちくを話しながら、あんまりお奨めは
しないけどねってところで一旦この話は終わって、それからしばらくしたら買っちゃいました。
ってところです(笑)
ちょっと車体にあてがったんだけど全然ダメ(笑)
分かりやすくこの辺りで一回カットします。
始まる前からこんな事してると高くなっちゃいますがしょうがないですよ(笑)
で、車体にあてがってみて。
この辺りの丁度良さそうなところで一旦固定します。
車体から外したところで一旦ガラスマットで接着します。
あちこちがどうしようもないので工夫しながら整形しなおします。
なんとなく車体に沿うようになってきました。
固い板金パテで面を補正中。
ここはだらしないプレスラインを復元中です。
こんなところでどうでしょうか。
もう大丈夫そうですね。
反対の助手席側も出来上がりました。
キレイなフィッティングになりましたが、ここまでくるのに数時間じゃ出来ないですよ。
出来の悪い安物は面倒が多いので、いつもは断っちゃうか、
ごく稀にケースバイケースで使う場合もありますけどね。
ここで車体に取り付けたときのフィッティングを保つために
両面テープで留める為の土台を作ります。
使用する両面テープの厚み分オフセットさせて板金パテをつければこんな感じに出来ます。
他にもやり方があるんだけど今回はこんな感じでやってみました。
ちょっと手間がかかりますがFRP製品は反りやすいのでちょっとやっておくと安心。
スプレーパテをいれて最終仕上げの面を整えます。
ブリスターの抑制や薄い歪みをとりたいときにはとても便利です。
板金パテと比べると密着力が弱いので厚塗りはしないのが賢明です。
画像は面出しが終わったところですかね。
整形が終わり、サフェーサーを塗りました。
面がしっかりしていてカチッとした質感に仕上がります。
次の出番は相当後になると思うので反らないように保管しておきます。
つづきます。
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