S15シルビア エンジンの吹け上がりが悪い
静岡県西部からご来店下さいました。きれいで程度の良さそうなS15シルビアです。
遠方からお越しいただきありがとうございます。
中古車として購入されてから、少しずつ症状が悪くなっていったようで、
「中回転以降から、エンジンの吹け上がり方がおかしい」ということで預かります。
エンジンはSR20DETです。
オーナーさん自らも怪しいところ(点火プラグ、点火コイル等)は、すべて新品部品に交換された様で、
それでも症状に変化が見られなかった、ということでした。
ボディ、エンジンルーム共に、とても清潔感があり、好感が持てます。
走行距離は7万キロ程度で少なめですが、ヘッドを下した形跡が微かにあります。
試走させていただきましたが、確かに負荷をかけてエンジン回転数を上昇させていくと
失火している様なフィーリングです。
診断機をかけても「正常」と表示されます。
各所を点検したところ、画像付近のとても見難いところ(エンジンブロックのバルクヘッド側)にある、
点火コイルハーネスのアース固定ボルトの緩みがありました。
そちらの接点を出して、再度 試走したところ、エンジンフィーリングが良好となりました。
ヘッド脱着等の作業時に締め付け忘れたものと思われます。
別部品の破損につながらなかったことは幸いでした。
オーナーさんに引き渡し後も調子よく走行できていると連絡いただきました。
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