JZX100チェイサー エアコン修理 ガスは入っているのにコンプレッサーが回らない
初めて当店をご利用くださるお客様から
「エアコンが効かないので修理をしていただけますか?」ということでお問い合わせをいただきました。
数か月前からコンプレッサーが回らないということで
ディーラーさん含めて2軒のお店に相談されたようですが、
社外パーツを使用している部分があるという理由から修理作業を受け入れてもらえなかったようです。
その後このことを先輩に相談したところ当店を紹介されお越し下さいました。
数あるお店の中から、当店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
事前にお話しを伺っておりました通りエアコンガスは入っているようですが、
パネル操作にて通常動作せずコンプレッサーは回りませんでした。
制御系の異常を疑いコントロールパネル点検しましたが正常と診断できました。
また、通常はこの後コンプレッサーに付くマグネットクラッチの故障を疑いますが、
どうやら今回はそうではなさそうです。
コンプレッサーまで信号が来ていませんでしたので、
エアコンリレー、ヒューズを点検しますが正常です。
室内側からコンパネとECUの状態を見てみることにします。
外観を見ただけでは何もわかりません。
ECUのエアコン制御部だけが故障しているようです。
オーナーさまと、この後どうしていくかを打ち合わせます。
修理方法を数種類あげてみたところ、
通常はECU修理ということになるとは思うのですが、
今回は「シンプルに費用の掛からない方法で」というご要望でしたので・・・
コンプレッサーのON/OFF信号、電動ファンのON/OFFとアイドルアップ制御が
容易にできる様、外部スイッチを取り付けました。
このスイッチをON状態にしていればエアコンが正常に効きます。
映像下側のプーリーがコンプレッサーです。
ON/OFFできるようになりました。
オーナーさまの要望通りに分かりやすいものができたと思います。
その後に何度かご使用状況をお聞きしましたところ、
エアコンが効いて快適に過ごせているとのお言葉をいただけました。
お役に立ててよかったです。
« 前の記事:EK9シビック シート取付穴ネジ山修理 を読む
次の記事:JZX100チェイサー ISCV清掃 を読む »