GDBインプレッサ エンジンオイル漏れ修理
「駐車場にオイル痕が残る程の油脂類漏れを起こしているので修理をお願いします。」
との依頼をいただきましたのでお客さんの仕事場までお迎えに上がります。
走行上、問題があるということでレッカー車にてインプレッサを引取り代車をお渡ししてきました。
走行距離30万キロを超え、細かいメンテナンスが必要となってくる頃です。
未だエンジンオーバーホールされておりませんのでトラブルが出る度に修理対応させていただいてます。
今回も油圧の掛かるところからのリークであろう…ということで下廻りを点検していきます。
フロントバンパー側にも吹き飛んでいる様子でした。
エンジンルームはパーツ群がびっしりですので確認も難しい状態です。
ターボチャージャーとつながるパイプの結合部より著しい量のオイルか吹き出していました。
エンジンブロックにも溜まっている状態でしたので、
インテークパイプやサクションホースと繋がるブローバイホース+クリップも新調しておきます。
ブローバイホースもこれにて漏れが止まりました。
こちらの部位にて漏れの主な原因は銅製のパッキンの痩せにあると考え、
バンジョーパッキンを新品交換してオイル漏れを止めます。
タービン供給側のパイプにクラックはありませんでしたが、
今後に振動でヒビが入ることを懸念し新品部品と差し替えておきました。
この後に作業後の試走、点検をしてみましたが漏れの様子はありませんでした。
今回はこの2か所で漏れが止まったようでよかったです。
ブローバイガスが多いということもあり、
「そろそろエンジンのオーバーホールをしてもイイのかな?」と作業担当が言葉を漏らしておりました。
オーナーさんにこのことをお伝えしたところ「このエンジンで行けるところまで行くよ!」
ということでしたのでこれからも付き合いたいと思います。
今回は漏れが止まって一安心でした。
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