S14シルビア サーキットを走った時にだけエンジンの調子が悪くなる 最終回
つづきです。
次期エンジンが完成しました。
こちらを搭載し、仕様に合わせてECUセッティングしていきます。
今度は、サーキット走行中にエンジンの吹けなくなるということのないように、
いつも通り、ふつうにマージンを取ってやっていきます。
打ち合わせで決まった作業すれば完成に近づきます。
内部が組み上がったエンジンです。これから補機類等を取り付けていきます。
エキマニスタッドの雌ねじをヘリサート(リコイル)で治しておきます。
今回使用するTOMEIパワードのフルコン、REYTECに使用する吸気温度センサーは、
サージタンクに固定し計測、制御させます。
タペットカバーに色が着き、補機類が装着されるとそれなりに見えます。
エンジンが載りました。
ミッションなど、下廻り部品を組み付けていきます。
ミッションオイル漏れを避けるために、破断したシフトレバーブーツは、この際に交換しておきます。
室内側はこれで出来上がりです。
オイルを入れて、
LLCを入れて、
燃圧計を見ながら
調整します。
まずは、エンジンの始動がバッチリ出来るようになりました。
ここからは、エンジンの慣らしを兼ねて、車体を動かし始めます。
慣らし運転は、低回転域のセッティングをするにはちょうど良い機会です。
ゆっくり、各回転、それぞれの負荷に合わせて、ECUのデータを調整していきます。
水温を上げて、
全体的な走行データが採れましたので、ROMに書き込んでおきます。
エンジンのフィーリングは軽く、2~3000rpmでの走行は楽ちんに感じます。
後は、オーナーさんの地元、セントラルサーキットでの走行評価が気になるところです。
エンジン本体は全開でバンバン走れるものになっています。
大幅な仕様変更がない限り、今まで通りのメンテナンスで十分です。
これから長く楽しんでいただけるものが出来たと思います。満足いただければいいな。
- 終 -
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