カーエアコン 車内を涼しく快適にしたい
気象庁によると、これから先の猛暑日の少なくなるとの予想だそうですが、
まったくそんな気配を感じられない今日この頃です。
暑いからこそクルマで涼しく移動したいのですが、
エアコンから吹き出される空気はというと…
正直なところ、
「クルマの中なんてもう暑くていられません!」
という方も少なくないのでは?
今回はカーエアコンの効きを良くしてみることにします。
冷媒が適量、入っているか?発熱しているコンデンサーを冷却できているか?
効率の良い熱交換ができているか?など、気づく点を挙げて対策を考えてみます。
以下にて、車内を少しでも快適に過ごせるように、
エアコンに関して具体策を3点ご紹介致します。
その① ~ 基本動作の再確認 ~
ガス圧の点検をして、低いようであれば漏れ箇所の特定と処置をします。
たとえば最近作業したこちらの車両、スバルのGDBインプレッサですが、
冷媒ガス不足ということで調べましたところ、コンプレッサーと配管の接合部1箇所から
ガスが漏れていることが分かりました。
エンジンルーム内に接合部が計6箇所ありましたので、すべての接合部のパッキンを新調し、
真空引きをしつこくやった後にコンプレッサーオイルとガスを適量充填をします。
エアコンの基本動作をさせるだけでも快適さに違いを感じるはずです。
その② ~ 化学の力に頼ってみる ~
添加剤での対策としては、WAKO’Sのパワーエアコン。
これっぽっち(25g)で効くのか?と勘ぐってしまう程の内容量です。
ガス管内に注入することにより熱交換を効率よく行い、
ついでにコンプレッサ動作によるエンジンパワーロスも軽減するというものです。
実際に効きが弱くなっているかな?と思われる車両に使ってみたところ、
・・・良く冷えます(笑)
さらにコンプレッサーの動作によるエンジン出力の低下が注入前よりも著しく少ない。
エンジンパワーの低い車両の場合には更に顕著に伝わってくるはずです。
それほど高価ではないので、『ちょっと効きが落ちたかな?』
と感じたら使ってみると良いかもしれません。
対応ガスはR134aです。
その③ ~ コンデンサを冷やして冷却効率UP! ~
エアコンコンデンサの熱交換が効果的に行われるほど、冷えるわけですから、
ここに電動ファンを追加することで安定した冷たさを得られるわけです。
このクルマには、冷却性能で定評があるSPAL製の
「押し込みタイプ」の薄型電動ファンを取り付けました。
ファンサイズは豊富です。
スペースの狭いところでも薄型を選択すれば無理なく簡単に装着できます。
いわれなければ、まるで純正のような仕上がりではありませんか?
また、このように取り付けて冷却効率が上がるのはコンデンサだけではありません。
風を前からエンジン側に押し出すので、すぐ後ろにあるラジエターも併せて冷却できるのです。
このようなタイプの電動ファンを、プッシュ式とも言ったりします。
エアコンの冷却効率をあげることで人が涼しくなるだけではなく、
エンジン水温の上昇抑制にも一役買っているのです。
あなたもクルマも、こんな加工で涼しくなってみませんか?
近頃は、これらの作業をよく受けます。
少しでも冷却効率が上がるよう、個々に相談しつつ、
快適な夏のカーライフを過ごせるようにしています。
これらで今夏を乗り切ってください。
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