Lightning Blog

SW20 MR2 異音が出て、指定したブースト圧まで上がらない

 
県内西部からご来店のMR2です。
 
遠方からのお越しいただきありがとうございます。
 
 
 
「通常走行はできますが、ブーストをかけるとエアが漏れているような音が聞こえます。
 
また、最大ブースト圧の値も下がった気がします。」
 
とのことで、調査と修理の依頼を受けました。
 
 
 
DSC03774
 
どのような音か、どこから聞こえるかを知るために試走します。
 
 
 
過給圧が正圧に入ったところから音量が上がってきます。
 
「シャーー」という音が運転席の後方から聞こえます。
 
 
 

 
エンジンルーム内を見ると、運転席後ろには、インタークーラーが装備されていました。
 
この付近からの過給圧漏れ(音源)が原因と断定して、パイピングに少しだけ圧をかけてみます。
 
 
 

 
オーナーさんも「インタークーラーが壊れてなければいいのですが・・・」とおしゃっておられましたが、
 
そのコア、タンクではなく、サイドタンク直前にジョイントされているホースの
 
破断が原因と分かりましたので、簡単に修繕できました。
 
 
 
ブースト圧も指定値まで掛かるようになり、異音もなくなりました。
 
インタークーラーがボディにガッチリ固定されていましたので、
 
エンジンの振動でこのホースだけに負担がかかっていたのでしょう。
 
アルミパイプエンド部のバリ取りと、エンジン振動を穏やかにするためにエンジンマウントの新調、
 
更にスポーツ走行を嗜まれる方々は、収縮を繰り返すジョイント各部を、
 
厚手のクッションホース(現在の2個所から4箇所程)に交換するなどの対処をされるとよろしいかと思いました。
 
 

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