初めてのお客様から
「S2000に乗っているのですがHaltech(フルコン)のセッティングをお願いできますでしょうか。」
というお話をいただきました。
以前にもやったことのあるお仕事でしたので作業は可能ですとお答えしましたが、
お住まいが群馬県からということでしたので近くで取り付けからやってもらえたら良いのでは……
と、お伝えしましたが、すでにハルテックは関西地方のお店にて装着されているというお話でした。
始動時から調子がおかしい状態で乗られていたということで
きちんとECUデータ調整たい……
セッティングで関西に行くのはもっと遠い……
ということで当店への依頼の理由がつかめました。
「リセッティング作業」のご依頼でした。
Haltechでよくある「配線間違い」は今回はありませんね。
プラグインの仕様なのでこのままで大丈夫です。
初めてのお預かりということでエンジン本体のコンディションをチェックします。
ここで一度休憩を取り、他のAP1のお客様とツーショットを撮ります。
高回転はともかくアイドル近辺、低回転域はナンバー付き車両で一番使う領域です。
その部分を広げて気圧の変動などによるバキューム圧の変化に対応できるようにしたいと考えています。
マップ面積?を現在の4倍以上に、刻みを細く格子数を増やしたいです。
私の考えでは、そうしないときちんと制御できないと思います。
これはトラストのサブコンのe-manage Ultimateの負荷格子でも同じことが言えます。
現在の燃焼ガスの状況を確認するために、
フロントパイプ(触媒前)にセンサーボスを取り付けます。
セッティング用のA/Fセンサーを取り付けます。
準備ができましたのでデータ調整を始めます。
予定通り、格子を増やしてまずは店の近所をゆっくりと走らせ、低中域の調整を行いました。
また、オーナー様のご自宅周辺やドライブに出かける場所が標高が高いということでしたので、
富士山周辺道路を使い、群馬の標高に近いところまで行ってチェックしてまいりました。
さらにもっと高い場所に行っても、
エンジンの調子が落ちることはないと思われるデータを収集して帰ってまいりました。
試走距離も長めに設定し、
駐車場内でのゆっくりした車庫入れや渋滞中の運転もスムーズに行えるようになっております。
預かった時から気になっていた始動性も向上しました。
出来上がりました。
結果はオーナー様が帰宅後、感想をお聞きしたうえで判断いたします。
こちらでできることはすべて行いましたのでご満足いただければ幸いです。
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その後、お客様からメールをいただきました。
「ECUは良好です。アクセルレスポンスも良好です。エンジンのフィーリングもスムーズです。」
というメールをいただきました。
普通の車のようになったことでお役に立てたようで何よりでございます。