S15シルビア 前廻り修理 その1
S15シルビアの前廻り修理を承りました。。
・・・追突でしょうか?・・・。
ちょっとかわいそうな感じですが、オーナーさんの了承を得てブログ記事にさせて頂きました。
いきなりですが、損傷のあるパーツを剥ぎ取り終えたところです。
ボンネット、ヘッドライト、バンパー、ホースメントなど。。。
バンパーの中に入る部品、新品のアッパーリテーナー。
ホースメント、これも新品。
忙しかったのか出来上がるまで経過の画像がなかったんで、ラジエターサポートの鈑金も
いきなり出来上がってサフェーサーが入ったところです。
交換でも良いと思いますが、今回は鈑金で仕上げました。 アチコチの寸法は出てますよ。
右フロントフェンダーも小鈑金で。
軽くサフェを研いだ後、車体色で塗装し終えたところです。
キレイになりました。
で、今回は修理ついでに、純正の鉄板仕様の重たいボンネットから
軽量FRPボンネットに交換する事にしました。
製品は、高勢スタウトさんにて
「S15用、FRP製、ノーマル形状、黒ゲルコート仕様、ウォッシャー穴開け無し」
の設定でお願いしました。
作業前に所々を観察してみます。。。
一般的な価格のFRP製ボンネットは、クロスやハニカムコアマット材など(少々高いです)を使わず、
ガラスマットだけを使って出来ているものが多いのですが、
表側になるFRPの積層にクロス生地を使用してますねえ。 ちょっとうれしいです。
美観と強度の理想では中間層にハニカムコアマット材が入ってるとすごくいいんだけど、
そういう面倒くさいのは自分で作りましょう。(笑)
表面と裏側の接着ははFRPの樹脂パテじゃなくて、シリコーンを使っているみたいです。
接着は樹脂パテを使うと手っ取り早いんでしょうが、樹脂パテは硬いので、
表面側に接着部分のヒケが出たりするなど、見苦しくなったりしますので
程々のシリコーンなどを使うと良い感じですかねえ。
誰でも目に入る黄色のコーションデカール。
こういうちょっとしたものを最近は見なくなってきた気がします。。。
ストライカーのキャッチ部分の金具はしっかりした作りで、それを留めている
リベットも大きめのものを使用している辺りが安心感がありホッとしますねえ。。。
この辺りが樹脂パテで汚らしい製品がたまにありますが目立つところなので
スッキリとしたこういうのがいいですねえ。。。
製品と同梱されていた取説です。
説明も解りやすく、ボルトなどのショートパーツも付属しています。
近頃は取説が無いものも多い中、こういう志のものが貴重になってきた気がしますねえ。。。
ひととおり目を通したので作業に入ります。
衝突時に衝撃を吸収する裏骨のリブの部分ですが、
FRP製品では走行中のエンジンルーム内に入ってくるエアの圧力に耐え切れず
よくここにクラックが入ったりしますので予め小補強しておきます。
。。。
気になる部分を簡単に均してサフェーサーをいれました。
表面側には白いサフェーサーを。
車体につけて立て付けの確認中。。。 良い感じです。
裏側は清潔感のある丁度良いフラットブラックで塗装しました。
一旦ここまでで、つづきます。
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