初めてお預かりするS15シルビアです。
「雨の日の走行中にサイドブレーキランプとABS警告灯が点灯する時があるんです。」
という話を聞きしました。
「おそらく右フェンダー内のハーネスに、
タイヤと干渉した跡があるので、そちらを修理すれば治るのでは・・・」ということで、
オーナー本人さんも、お気づきのように、この2つの内容は関連性があると断定し、
ハーネス表皮切れと断線の疑いのある部分の修繕依頼を受けました。
分かりやすく、銅線が目視できます。
断線していないものも含めて結線して直します。
ウォッシャーホースに穴が空いている部分もありましたので、
破断部は切り落とし、パイプを接続しておきました。
ウォッシャーホースも含めて、タイヤと接触しないような位置にハーネスを移動しておきました。
フロント左右のタイヤの上面とフェンダーまでの高さを測りましたが、
右側(ハーネスと干渉していた部位)が10数ミリ低く車高設定されていました。
少し車高を変えるだけでライナー及びハーネスとの干渉は避けられる、ということをお知らせし、お車をお渡ししました。
後日、オーナーさんが雨天にて走行した時には、警告灯の点灯の無いことが確認できました。
おそらく今までは、雨水でハーネス同士で導通し、警告灯を光らせていたのでしょうね。