走行中にステアリングをしっかり握っているにも拘らず
車体がふらつくというS14シルビアを預かりました。
リフトアップしてフロントタイヤを手で少し揺らすと左右両輪共にガタつきがありました。
上下に揺らしてもガタがない為、ハブベアリングではなそうです。
車体の下から覗くと、タイロッドが「コンコン」と音を出しながら揺れていました。
ステアリングラックのブーツからオイルにじみもありましたので
シールを交換してタイロッドとエンドソケットを新品と入替えます。
オーナーさんにお話を伺ったところ、派手な走行をした記憶はないとのことですが、
自宅前の道路が駐車場に対して細くて鋭角になっているようで
ステアリングを据え切りして どうにか入出庫させていたとのことでした。
毎日ロッドを撓らせながら使用したことでジョイント部に負荷が掛かってのだと思います。
タイロッドを交換しました。これで異音もガタつきなく車体がふらつかず安定した走行ができそうです。
「これからはステアリングの据え切り操作を少なくしてみます。」とのことでしたが、
ご自宅の事情もありますから いくらか仕方のないことかもしれませんね。