アイドリング不良のトラブルシュートで依頼を受けたS14シルビアです。
お預かりして、次の日に作業を始めようと思ったのですが、
その時から、エンジンスタートしなくなりました。
アイドル状態を確認できないとトラブル対処のしようがありませんので、
なんとなくでもいいのでエンジンをかかるようにします。
…とは言うものの、冬場で水温が低いため燃料が多く噴射されてしまいます。
点火プラグに燃料が付着して着火しない、いわゆる「カブリ」の症状ですので、
燃料ポンプの動作をON/OFFさせながら、エンジンをスタートさせます。
中古の点火プラグを用意して始動性を少しでも良くします。
点火コイルまでの導通チェックをします。
プラグなどを戻して、エンジンが始動するようになりました。
ここから点検開始です。暖機させます。
水温が上がっているのに、燃料噴射が通常の1.5倍ほど・・・2.9msec
かなり多くの燃料が噴射されていましたので、
センサーなどの調整で、通常値に戻します。
これで、2.0msecで安定しました。
アイドルも安定しましたので、圧縮圧力の測定もしましたが基準値に入っておりました。
これで通常動作するようになったと思います。