ステージアに乗られている方が、今回は身内のお車のトラブルでご相談、ご来店くださいました。
いつも当店をご利用いただきありがとうございます。
ホンダ ストリームのバッテリー消費量過多の点検です。
ディーラーさんに問い合わせ、診て頂いて「異常なし」とのことでしたが、
頻繁にバッテリーが上がってしまい、使いたいときに動かなくて困るということで、
あらためて当店にて症状を拝見することになりました。
オルタネーターの故障か発電量が不足しているか、
また漏電しているかを点検します。
発電は出来ていることが確認できましたので、漏電点検に移ります。
エンジンをかけていない消費電力が一番少ない状態で0.4~0.5A流れています。
これではしばらくするとバッテリーが消耗して
エンジンが掛けられなくなることが予想されます。
画像から答えが分かってしまいますが、
ドライブレコーダーが原因でバッテリー消耗しておりました。
漏電の原因調査は難しいものは時間が掛りますが、簡単に調べる方法というか順序として、
オプションパーツ、アフターパーツから探っていくと早く原因が分かることが多いです。
こちらのドライブレコーダーには駐車中に監視してくれる
優秀な機能が装備されていました。
動体を検知すると録画をするため、
カメラの前に動きが多い場所では無駄に電池を消費してしまいます。
動体検知機能が付いたドラレコを装備する場合の対策の一つとして、
バッテリーの性能を示す数値、このバッテリーの場合には55B24Lの
「55」という数字が大きいものを装着するとよいのではないでしょうか。
充電されずにどの程度 性能が維持し続けられるかということを示しているこの数値は、
大きいほどエライということみたいです。(その分お値段も高いですけどね。)
また「24」という後ろの数字はケースのサイズです。
この24というサイズですと性能数値が「80」というものが存在しますので、
駐車監視機能を生かすのであれば、こちらのもので対応させるとよろしいかと思います。
ドラレコの駐車監視機能を一時的にストップさせたときの暗電流はこの程度でした。
消費量は先程までの1/10以下です。これなら長期間、問題なくエンジン始動できる思います。
今回は原因を調べるということがご依頼内容でしたので、
これらのことをお客さんにお知らせしました。
バッテリーの性能を上げるか、ドラレコの設定を変えるか、
「そのあたりの作業は自分で出来そうなのでやってみます。」とのことでしたので、
このままお引き渡しすることになりました。
今回は比較的時間を取らずに症状確認と原因が解りましたので良かったです。
上記のような電装不調に限らず、各部の異音やエンジン不調、その他
原因の分からないトラブルなどございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
また 「こちら」 から過去に当店にて施工したトラブルシュートをブログ記事として掲載しております。
よろしければご覧下さいませ。