Lightning Blog

R32スカイライン スピードメーターが動かない、ハンドル重い

スカイラインのお客さんから「スピードメーターが止まり、ハンドルが重くなったので直してください。」
 
というお電話が入りましたので預かり修理することにします。
 
 
 
スピードメーター不動とステアリングが重くなることの関連性についても尋ねられました。
 
車速信号は車内の部品に必要なもので、車種によってはアイドル回転数が変わったり
 
他にも関連部品の動作に影響を与えます。
 
R32系のスカイラインではそれがハンドルに出るというよくある故障です。
 
 
 

 
作業に取り掛かります。
 
この型の車はミッションの回転信号が電気パルスではなく、
 
回転ワイヤーで室内のメーター裏まで引かれています。
 
 
 

 
メーターユニットを外したところです。ワイヤーはここまで来てます。
 
 
 

 
先端の一部が切れ落ちていました。
 
メーターに信号が届かないとエンジンコンピューターや
 
そこから先のスピード情報が途絶えていますので、車速信号を必要とするパーツに影響が出ます。
 
今回の様にパワーステアリングや、
 
その他カーナビゲーションなども正常動作できなくなると思います。
 
 
 

 
左が新品です。
 
 
 

 
スプリングが伸びていたらワイヤー切れを起こしていることが分かります。
 
 
 

 
ミッション側の差込口です。
 
ここからバルクヘッドを通過して室内へと繋げます。
 
 
 

 
出来上がりました。
 
スピード信号がハイキャスユニットまで届くとハンドルが重くなる症状も消えます。
 
作業はワイヤーを交換しただけですが、それによる影響は大きいですね。
 
今回は初めて知った症状ではなく調査に時間が掛らず簡単に直りました。
 
これでいつも通り通常走行ができるようになりました。
 
 
 
 
当店では大小問わず原因の分かりづらい故障には出来る限り対処しております。
 
お困りのことがありましたら遠慮なくお問い合わせ、ご相談くださいませ。
 
トラブルシュートの過去に施工した事例はこちらからご覧いただけます。
 
 

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