マークⅡのお客さんから久しぶりにお電話いただきました。
「エンジンの具合がおかしくて、駐車場内での切り返し時や一旦停止などで頻繁にエンジンが止まってしまう」
という内容でお声をお掛け下さりました。
この状態ですと自宅まで帰るの困難ということで保険屋さん経由で当店のレッカーをご依頼いただきました。
様子もわからなかったのでお預かりして調査・修理します。
入庫され、エンジン本体は正常動作している様子です。
ストールする要因は1JZ系エンジンですとアイドルバルブ(ISCV)が正常に動作していないというケースが多いようですので、
まずはバルブを取り外し、洗浄してみます。
キレイになりました。
ステップモーターは汚れていると不調を起こすと聞きます。
フィルターも新しくして様子を見ます。
装着して点検・試走しましたがまだアイドリングが低く完治できていない状態です。
バルブ本体も高価ですし、またいつ不調を起こすかわかりません。
水温センサーなどほかのセンサーとの兼ね合いでアイドル制御しているとこのとで
20年以上経つ車にはメンテナンス項目が多すぎる、費用も掛かる・・・ということで修繕方法を検討します。
オーナーさまには施工例がないことと仕組みを説明して同意をいただいた上で
ニードルバルブ+チェックバルブを使用してアイドリングさせる仕組みに変更しました。
装着するとこんな感じです。
かわいいオレンジダイヤルを回してアイドル回転数を調整できます。
時期的にエアコンをかける機会が多いということで
お渡しする前の設定回転数は950rpmと通常より高めのご要望でした。
アイドリングは安定しています。
オーナーさまに数日間の通常走行をしていただきまして、
エンジンストールすることなく、ターボもしっかり効き良好というお声をいただきました。
これでしばらくは安心して走行できるということです。
お役に立てたようで良かったです。