『ブーストコントローラーの調整をお願いします。』ということで預かりましたアリストです。
室内にコントロールパネル、またエンジンルームにはソレノイドバルブが取り付けられており、
表示、調整ともに可動な状態です。
現状でどのように動作しているか試走させていただきました。
2JZターボエンジンは、純正でのブースト圧指定値:~0.7k程度と聞いています。
こちらのアリストは現状で1.2k以上かかるとのことで、もう少し落せないか?という相談も受けました。
この時点で、なんか話がおかしい・・・ではなく、コントローラーの故障か取付方法がおかしいことに気づき始めます。
ちょっと走ってみたところです。現状でも1.3k以上掛かりそうな勢いがあります。
ノックモニターなどなくともエンジンノック音が4000rpm~で聞き取れるほどでした。
このままだと、エンジンも傷んでしまう可能性がありますので、
エンジンルームの点検後に、
誤りのありそうなブースト制御系のホースレイアウトを変更することにします。
ソレノイドバルブの移設とバキュームホースをシリコン製に交換しておきます。
ブーストコントローラーOFFの状態でのピーク値は0.8kになりました。
このくらいが正常だと思われます。
コントローラー電源をONにして設定値を少し変更します。
0.9kくらいで、少しブーストアップした感じです。
もう一つチャンネルがありましたので そちらはピーク時で1.0kくらいにセットしました。
今回は心配なので随分とゆとりなブーストアップだと思われます。
年式と走行距離からすると
インジェクターやポンプなどの燃料系メンテナンスをしたいところです。