簡易診断するときに、エンジンチェックランプの点滅回数で
故障箇所を調べる自己診断モードというものがあります。
今回もその機能を使おうとしたのですが、キーONでチェックランプが点灯しません。
オーナーさんもこのままでは困ると思い修繕することにします。
ABS、エンジン、エンジン油圧、エンジンオイル量の4つの表示がされることになっていますが…
油圧ランプのみ点灯しています。
コネクターの接点不良とみて、接点復活剤を塗布しました。
さあ、これで全部点灯するでしょう・・・と思ったら、
点灯箇所が油圧から油量に変わっただけでした。
基板やハーネスに触れるだけで点灯箇所が変化して、断線をテスターで調べるのは大変です。
ハーネスの本数も少なく、シンプルな回路なので、全ての接点を手直ししていくことにします。
基板のランドに半田を流し直して、
コネクタの抜け脱落防止と思われるビスは増し締めしておきます。
パネル裏コネクタ内のオスギボシは接点が出やすいように少し倒し気味にします。
ついでに車体側コネクタのメスギボシの勘合部もひと回り小さくしておきました。
これですべてのランプが点灯しました。
ここから本来の目的である自己診断のエンジンチェックランプ点灯回数を数えることにします。