先日にこちらで紹介したFK8シビックタイプRです。
富士スピードウェイにてお試し走行したところ、
ホームストレートでスピードリミッターがすぐに作動してしまったようです。
「折角のハイパワーがこれでは物足りない…」
リミッター解除の序でにエンジン制御データも変えてみたいという話になり、
オーナーさんと一緒にエンジンコンピューターで遊んでみることにしました。
装着、用意したのは『 HONDATA 』という純正ECUをベースとしたフルコンです。
これを使って、リミッター解除とパワーアップしてみようと思います。
診断コネクタOBDとPCを繋ぎます。
セットアップというより、ユーザー登録が主で、
それが終わったらすぐにデータ編集できるようになっています。
変更できるパラメーターは盛りだくさんですが、
この辺りを触るのは後日にします…。
今回の要件はスピードリミッターカットです。
解除する、というよりも数値を変更する感じでした。
出そうもない速度、200マイル(およそ320㎞/くらい)にしておきます。
(単位をkphにすることもできるようです。)
色々と覗いてみたらチューニングベースデータが10種類以上用意されていました。
「このくらいならやってもいいかな…」
と思えるようなノーマルに一番近いメニューを選択して、
車両側にデータを転送します。
所要時間は5~10分くらいでした。
これでパワーアップするかな?
エンジンをかけた時のモニター表示画面です。
Bluetoothにてタブレットへ測定値を表示させます。
AF値の目標値と実測値をリアルタイムに出力しています。
(これはデータセッティングするときには便利そう)
軽く近所を試し乗りしたところ、
ブースト圧が一度掛かれば、タレれることなく高回転まで持続できていました。
データ変更されたことが乗ってすぐに分かります。
点火、バルタイ、ブースト圧など全てがパワー志向に切り替わっている様子です。
ベースデータでも十分なフィーリングで吹け上りもスムーズです。
最近の車は簡単ですね。これだけでパワーアップしてしまいました。
富士スピードウェイでのスポーツ走行が楽しみですね~。
最高速が伸びるのでタイムアップは確実でしょう。(笑)
次の日のオーナーさんドライブによるFSWテスト走行です。
メーター読みで240㎞/h以上出ていましたので、今回の目的は達成できました。
それにしてもFK8シビックタイプR、安定感のある速い車ですね。