エンジンルーム内のメンテナンスでお預かりしているBNR32スカイラインです。
ちょっと前から調子が悪いといわれていた助手席側のパワーウィンドウを修理します。
運転席側からはコントロールできるのですが、助手席のスイッチからでは反応がありません。
まずは、整備要領書のトラブルシューティングを実施します。
フローチャート通り点検を進めると、すべて正常で『終了』にたどり着いてしまいます。
全く動かないのに、そんなことだろう・・・と思いつつも、
運転席側のスイッチとハーネスは正常という判断だけはつきました。
助手席側の小さいスイッチに的を絞って導通テストをします。
断線箇所が簡単に確定できましたので分解します。
ただのスイッチなので部品点数が少ないです。
劣化のみられる樹脂部分を割らないように注意するだけです。
左下と右上に端子があります。左上だけ硬化した汚れ、グリスを取り除いたところです。
これが原因で接点が出ていなかっただけでした。
洗浄して組み付け、ドアの内張にスイッチを戻して、元通りに動くようになりました。