BNR32スカイラインGT-Rのトランク内にあるリレーの動作音を消す作業の続きです。
整備要領書によると、エラーコードは「ETSユニットの異常」と出ていましたので、
アテーサポンプ(4WDの前後輪トルク配分を変化させるポンプ)を交換することになりました。
新品では30万円近くする高価な部品のようですので、中古品を使います。
それと今回は、何故このアテーサポンプ(ソレノイドバルブ部位)が故障してしまったのか、
という疑問を解消したいところです。
このデフケースの上にETSポンプユニットがあります。
デフケースがジャマなので外しておきます。
これらの部品を交換してリレーの作動音は消えました。
下廻りを見渡すと錆てちぎれた純正アースケーブルが・・・
アースの流れを見ると、ポンプのソレノイドバルブからデフケース、
そしてデフケースのリアカバーボルトからリアサスペンションメンバー、
そこから、ボディへと繋がるはずのものが、全て切れています。
アースの役目は、電気を導通し、部品を動作させるため、
また電気ノイズを抑制することにより、機器の動作を安定させること。
帯電させないことで、機器の寿命を縮めないためにあるようです。
そのことを考えると、リア側のアース類はETSポンプや
その他の部品には、なくてはならないものではないかということで、
純正と同等の平編銅線を新しく用意して、
今後、このような高価な部品交換を避けたいと考えました。
今度は、このアテーサポンプ、長持ちしてもらいたいです。
- 終 -