ボディメンテナンス中のお車です。
「一緒にちょっと見て下さい」といわれた電装トラブルです。
1960年代くらいのものという話です。
今回は「ちょっと」と言われましたので本当に少ししか点検しませんでした。
イルミネーション関連がすべて点灯しないとのことです。
まあ、今回は点検内容はよしとして、古い車を見て気付いたことを少し書きます。
ヒューズボックスには見えない7連のヒューズソケット群。
テスターで導通を見ようとあてがっても、腐食がひどくて点検できません。
ヘッドライトスイッチの裏側です。
ハーネス端子が全部、平端子です。サイズは現代と同じようです。
オーナーに聞いたところ、
当時はこれしか使ってはいけないというルールがこの国にはあったらしいです。
それにして、ブーツもない上に端子同士が近すぎる。
近くで金属物あったら簡単にショートしそうです。
「そのためにヒューズがあるんでしょ!」といったような作りです。
ディマースイッチ(リレー)です。点検しました。古いけど動作しているようです。
そう簡単には壊れないようにできているんでしょうか。
そうだとしたらその寿命にちょっとびっくりします。
これは、メーターの裏です。この辺りの車はさっぱり分かりませんが、
純正ハーネスではなさそうです。
オーナーさんと「今度キレイにやり直し(磨くか交換するか)ましょう。」というお話になりました。
古い車はこの辺りの作りはシンプルでしたが、いつも拝見する車と違い自分には新鮮に見えました。