以前にアラゴスタというブランドの古いバージョンのダンパーに対して
現行型に採用されているranaスプリング(画像のオレンジの物です)を
同レートで交換した時に感じた話なのですが、スプリング交換だけで乗り味が大きく変り驚いた事がございました。
特に乗り心地はかなり改善されて、まるでダンパーの特性を変えたかのようにしなやかになった記憶があります。
通勤、街乗りからスポーツ走行までという方には合うんじゃないかな、という印象がありました。
アラゴスタの広告でスプリング特性を見ると、「とても固いイメージ」に受け取っていましたが、
実際に装着してみると感触がまるで違いました。
タイヤから入力された力がどこかにキレイに逃げているかのようにしなやかになったのです。
そのような話をしている時ときに、S15シルビアにお乗りの方から
「一般道に敷かれている減速帯をもっとスムーズに通過できないものか」という相談がありました。
確かに社外品のレートアップされたサスペンションですと不快に感じる時があると思います。
そこで、今回はTEINというメーカーのショックアブソーバーに、このスプリングを装着し、載っていただくことになりました。
作業は先日ミノワがやりました。
スプリングの内径と自由長を合わせて、バネレートを前後2キロアップで装着してみました。
レートが上がるので乗り心地、振動の収まりが悪くなることを懸念しましたが、
実際に装着してみると、とてもマッチングが良いと感じます。
やや大袈裟な表現をすると「TEINがAragostaになってしまった」という嬉しい感じです。
装着期間が短いので、車高の変化やヘタリに関してはよく分かりませんが、
装着直後の乗り味は、自分ではびっくりするほど、このスプリングは良いと思いました。
トップラインさんには、もっと分かりやすく、がっちり宣伝してもらいたい、と思うほど、安価で良いものだと思いました。
ちょっとお気に入りな部品でしたのでブログ記事が重複してしまいましたが別掲載させていただきました。