継続車検でお預かりしたスプリンターです。
この車も結構長く乗られています。
車検を取るということは、まだまだ乗り続けるということでしょうね。
今回は、まとめて電装品の修理を依頼されました。
・集中ドアロックが室内パネルのスイッチから効かない。
・インストルメントパネルのイルミネーションが全部消灯している。
・エアコンのコントロールパネル上部にある時計の表示が消える時がある。
以上3点でございます。
まずはドアロックを点検します。
やっていて気づいたのですが、パワーウィンドウも助手席、右後部座席だけ動きません。
おそらく、運転席ドアにある集中スイッチ類がおかしいのではないか、ということで、
そこのコネクターの接点不良を疑いました。コネクタはしっかり置くまで刺さっています。
コネクタ内部の電極同士の接触を良くし、動作することが出来ました。
次にメーターパネルのイルミネーション消灯の原因を調べます。
メーター裏のコネクタ部まではイルミネーション電源が来ています。
メーター本体裏のシート状回路の一部に断線が見えました。
画像中央部の断線です。
ここへ銅線を載せクリアテープを貼り付け導通させ、イルミネーションの点灯を確認できました。
後で簡単に絶縁テープで保護しておきます。
それにしても、何でこんな所が断線してるのでしょうか?
最後に時計の表示です。
お預かりしている間はずっと点灯しているので、そのままでもいいかと思ったのですが、
一応ケース内の状況を点検します。
基板は正常に見えます。
配線の差し込み不良も疑わしいので、差し直します。
でも、一番疑わしいのは、コントロールパネル裏のコネクタです。
表示を点検するため、仮で接続点灯した時に、
コネクタ付近を手で触れた時に、点いたり、点かなかったり・・・
CRCと接点復活剤を使い、コネクタ表面のお掃除とギボシの接点を出します。
これで、依頼された点検は一通り出来ました。
この後、良い機会ですのでイルミネーション電球は全部新品に変えておくことにします。
それにしても、
夜間の走行中にメーターが見ない状況で運転されていたとは、相当不快だったでしょうね。
治って本当に良かったです。
それから・・・
迷い猫ちゃんです。
一ヶ月ほど前からうちのお店に野良猫のような雰囲気のネコちゃんがフラフラとやってきて、
居着いてしまいました。
ご飯も食べれていなかったようで痩せ細っていて見るからに栄養失調気味だったので、
病院に連れて行って何かの注射とお薬をもらってからしばらくご飯をあげていたら
健康体に戻りつつある感じで元気になりました。変な病気にはかかっていませんでした。
お医者さんが言うには生まれてから三年くらいらしいです。性別はオスです。
ネットで迷い猫情報や、保健所にこのネコを問い合わせてみましたが届け出がないようでした。
懐っこい性格でとても可愛いネコちゃんなので、里親になってくれる方を探そうと思っています。
ネコ好きの優しい方、誰かもらってください。 よろしくお願いします。