ブースト圧が安定しないということでお預かりました180SXです。
何年も高温にさらされているせいで
タービンアクチュエーターがくたびれてしまっているようです。
スプリングは弱いのに、エアを送っても動作しない
タービンアクチュエーターを新品に交換します。
本体には「ヒートブロック」という遮熱用のシートを貼り付けます。
指定ブースト圧は0.8k目標です。
後からでも容易にイニシャルを変えられる様、簡単にナットを溶接します。
メーカー指定のロッド長にセットしてターボ本体に固定します。
試走すると最大ブーストが1.3k近くまで上昇します。予定よりはるかに高い数値です。
調整ロッドをメーカー指定よりも10mm程度延長し、0.8kあたりで安定しました。
メーカー推奨値は、あくまで周辺部品がノーマルに対してのものということと、
製品精度に関しても、ばらつきがあることでしょうか。
目安値は参考程度にします。
取扱説明書にも書いてありますし、実測に合わせての調整が必要ということなんですね。