S13 サイドフレームの追加
13のシルビア、180とも、共通でわかりやすいくらい弱いところがあります。
この車両のオーナーは平成5年に新車を購入し、現在で12年目になる180SXを
「まだまだ乗るのじゃ~、ボディーをしっかりとさせたいんじゃ~・・・」と
ボディー補強をお願いしに来ました。 オーナーさんに
『もう23万kmだよ~、早く買い換えてS15かなんかにしてこの車を下さいよ~』
って言ったけど、まだ何十年も乗るらしいです。(怒)
ケチなんすかね?(笑)
左)ブレーキ廻りと、バルクヘッドとサイドフレームの接合部にクラックが入っています。
10年経たなくても普通に割れます。
右)フロア左側のサイドフレームの写真です。
13のシルビア、180とも共通で40cm程?も?ですが、一部フレームが無いのです!?
??? なぜか分かりませんが、左側のサイドフレームの一部は、とにかく無いのです ???
13シルビアのカブリオレには付いているなんて聞きましたが、ホントでしょうか?
アンダーコートが厚いので、クラックの根っこまでリューターやベルトサンダーなどを使い、
掘って掘って掘りまくり、キチンと溶接します。
割れている所以外の鉄板の合わせ目も軽くやっておきました。
溶接が終わり、シール剤をたっぷりと塗ったところ。
左)新品のフレームで、右)が加工したものです。
これを使い 『フレームが無い』 部分につけます。型をとってあるので、いつでもすぐにできますよ。
なるべくやりたくないけど。。。
さあ、ここからがちょっとめんどくさいところです。
左)アンダーコートを削って鉄板をだします。アンダーコートは3mm以上はありますね。
右)溶接し終わったところです。キレイにつきました!!
軽くバリを取り、シール剤を塗ります。
見た感じでは全然普通に付いています。
左)アンダーコートを塗り終わった写真。 右)取り付ける前の状態です。
完成です!! 全然面白くともなんともない写真です(笑)
数日後、オーナーさんとのお話で
『いままでと剛性感が全然違う!!素晴らしい!!素晴らしすぎる!!なんでもっと早くやっておかなかったんだ!!』
と、説得力の無いインチキくさい商品を売る 『お客様の声』 みたいな褒め言葉をいただきました(笑)
まあ、この部分のフレームは付いていて当たり前!みたいなもので無い事がおかしいと思います。
ボディー剛性は当たり前の様にあがるし、体感できるのも当然の事ですよネ。
オーナーさんがあまりにも喜んでくれたのでとても嬉しかったです。ウソではないですよ(笑)
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