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BNR34 GT-R カーボン・ボンネット修理 その3

つづきです。
 
 
 
DSC02558
 
さあ、ボンネットの作業に入りましょう。
 
見えにくいですが、クリヤーはペラペラになっていて軽くエアーをあてただけで剥がれていきます。
 
深いクラックはゲルコートに入っているようです。
 
経年劣化による痩せによるものだと思います。
 
 
 

 
クラックの根っこまで掘り下げてフェザーエッジがとれたところです。
 
結構な面積になりました。
 
しかしゲルコートはこんなに厚い必要があるのかなあという程でした。
 
 
 

 
そして裏側。
 
 
 

 
なんか書いてあるので見ると、「EP-CF」とあります。
 
新品だと40万円近くする高価なボンネットなので、「ドライ製」と勘違いしそうですが、
 
ちょっと高級な「ウェット製」のようですね。
 
ちょっとビビっていましたので、レーシングな御大に聞いてしまいました(笑) ありがとうございました。
 
「EP-CF」のEPはエポキシで、CFはカーボンファイバーの事みたいです。
 
 
 

 
もの凄く見えないけど、塗装に剥離剤をかけて放置しているところです。
 
 
 

 
真上から見たところ。
 
 
 

 
たまに見かけるクリヤーゲルコートの劣化にそっくりですねえ。
 
 
 

 
もう20年近くボクのお供で活躍してくれる彫刻刀を使っての作業です。
 
どうでもいいんですが、よく使うんだけど、付属の保護キャップをなくしたりしないのが我ながら不思議です。
 
確か5本セットで千円もしないようなものですが、
 
刃を研いだりと簡単なメンテナンスをしているといつまでも使えそうで、
 
このままだと一生のお付き合いになりそうです(笑)
 
ちなみに作業はスゲー地味です。
 
カーボン生地を痛めないようにカリカリとやっていくんですが、
 
全然おもしろくないです。 時間もかかるし・・・。
 
なにかの薬品で溶かせそうですが、今はそれをゆっくり調べる時間がないし、
 
しょうがないので手を休めずひたすら作業を続けることに・・・。
 
何か手っ取り早い方法があるのかどうかはまた今度調べる。
 
 
 

 
夜が明けた頃にはこんな具合になりました(笑) ウソです。
 
 
 

 
剥離剤で溶かしたものをヘラですくい集めているところです。
 
 
 

 
だんだん出来てキターーーーーーーーー。
 
 
 

 
ウォッシャー廻りはダメージが無い部分に比べて低くなってしまったので
 
しょうがないけど、パテを少々いれました。
 
 
 

 
こっちも。
 
 
 

 
サフェーサーを一枚塗りました。
 
 
 

 
ついでの作業にもし出来たらと頼まれたこの部分。
 
 
 

 
楽勝だぜーーーー。
 
ってテンションが高いのも今だけです・・・。
 
つづく。。。
 
 
 

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