レガシィBE5 ブーストがかかり始めるとエンジンが吹けない
2年ほど前に、ECUデータの調整をしたレガシィです。
このところ、ブーストをかけると5000rpm付近からエンジンが吹けなくなる、という相談を受けました。
試走してみると、たしかにエンジン回転がキレイに上昇しません。
ECUデータが、何かの拍子に変更されてしまったのかと思い、
まずはそこから点検することにします。
データは正常でしたので、他に原因があると思い、車両全体を点検します。
エンジンルーム内の配管、センサー、バルブ等は正常に機能している様子です。
下廻りを点検したところ、
ブースト圧を制御しているバルブと繋がるシリコンホースの一部が
ドライブシャフトと干渉して、ホースに穴が開いていました。
圧力制御に変更されている、こちらの様な車両の場合は、
ホース1本からの圧力漏れで、大きく調子を崩すようで、
規定圧力が掛からないことで、
エンジンが吹け上がらなくなることは多々あります。
今回も、それが原因のようです。
ホースを交換したことで、高回転まで吹け上がることを確認できました。
垂れていたホースは、耐候性のインシュロック数本で固定しましたので、
今度は長持ちしそうです。
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