初めてお預かりするアテンザ(マツダスピードバージョン)の、異音修理の依頼を受けました。
「右フロントホイル付近から、発進時に「カキン」という高めの金属音を発します。
はっきりとした原因が分からず、ずっと気になっていたので直して欲しい」
ということで、症状の確認と修理方法を考えることにします。
走り出してしまえば音は出ないようですが、発進時と
エンジンブレーキをかけた後、再びアクセルを入れるとまた音が出る、といった感じでした。
ハブベアリングのガタはありませんでした。音質から、ハブかドライブシャフトを疑います。
調べてみるとドライブシャフトは新品でも、安価なようでしたので、
オーナーさんと相談して、まずはドライブシャフトの交換作業から進めることとなりました。
交換終了後に試走しましたが、全く異音が出なくなりました。
気になる症状が、ひとつの作業で片が付き、オーナーさんには満足していただけたようです。
FF、4WD車は前輪での仕事量が多いため、パワーのかけ方やステアリングを切る回数などにより、
ジョイント部にガタつきが出やすいようです。